田端文士村記念館“田端ひととき散歩”

子規から始まる文士と野球 ~糸瓜忌にちなんで~

田端文士村記念館で毎月開催される“ひととき散歩 ”今回は先着順ではな

く葉書応募の抽選で、運よく当選し、9月19日(土)当日午前12時半頃

に記年館に着く、午後1時から講堂で研究員の方の講演が始まり配布された

レジメやスライドを見ながら興味深く解説を聴く。日本最古のベースボール

の試合から始まり、野球の歴史~一校時代~早慶時代~。文士と野球の関わ

りエピソード等、正岡子規(俳人、歌人)からで中々の野球狂であったよう

だ明治27年、中馬下庚(ちゅうまんかのえ)が『ベースボール』を『野球

』と訳したが、その呼び方が定着したのは大正に入ってから。その他に押川

春浪(冒険小説家)、竹下夢二(画家)サトウハチロー(詩人)、菊池寛(

小説家)、小林秀雄(評論家)、堀辰雄(小説家)の方々と野球についての

関わりについての解説が続き講演は1時間ほどで終了。その後2時頃から2

班に別れてゆかりの方々の旧居跡などをひととき散歩。特に良かったのは大

龍寺で正岡子規や板谷波山(陶芸家)のお墓に御参りが出来て、解説を聴く

事が出来た事で3時頃に記念館前で解散となった。このひととき散歩はテー

マを決めて毎月行われているが今回もとても充実した時間を過ごす事が出来

 た。それとこの記念館のリニュアルオープンが楽しみでもある。

 

                            戻る